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[シンガポール/台北 9日 ロイター] - 半導体メーカー同士の合併が相次ぎ、金額ベースでは今年だけで660億ドルに達している。日常生活のあらゆるものがインターネットにつながるIoT(モノのインターネット)という次世代の技術革命が本格化するのに備えた動きといえそうだ。

自動車、陶器、さらには牛までもがオンラインで制御・監視されるようになると、かつてないほどに小型化され、インターネット接続からデータ処理、メモリー、電池機能までを組み合わせた様々な種類の半導体が必要になる。

より小さく、高速で安価な半導体を製造するため、メーカー側には経営資源や知財を他社と共有することが求められる。IDCによると、IoT市場は昨年の6500億ドルから2020年に1兆7000億ドルに成長するとみられている。

これに対し、パソコンおよびタブレット用の半導体市場は停滞ないしは減少傾向にあり、スマートフォン市場ですらピークに近づいていると、半導体業界で長年にわたるコンサルタントの経験があるボブ・オドネル氏はみている。

先月はアバゴ・テクノロジー<AVGO.O>がブロードコム<BRCM.O>を370億ドルで買収すると発表、半導体業界では過去最大額となった。先週はインテル<INTC.O>がアルテラ<ALTR.O>を170億で買収することで合意し、3月にはNXPセミコンダクターズ<NXPI.O>がフリースケール・セミコンダクタ<FSL.N>に買収を提案した。

5日にはラティス・セミコンダクター<LSCC.O>が身売りを表明している。

<牛もネットにつながる>

IoTでは、端末に搭載され、サーバーへのデータ無線送信が可能な半導体が頼りとなる。データはサーバーで処理され、その結果はスマートフォンに送られたり、あるいは自動的に端末自身が自らに微調整を加える。

これらの端末は電球から原子力発電プラントまでさまざまで、スマートウォッチもあればビルの空調システムも対象となる。これだけ対象範囲が広いと、半導体メーカーにとってはチャンスと同様に課題も生じる。巨大な顧客基盤を持つことにはなるが、様々かつ異なるアプローチが求められるのだ。

例えばクアルコム<QCOM.O>は10社ほどの携帯電話メーカー向けに半導体を供給していた。しかし、IoTは全く異なるプレーヤーとのビジネスに道を開く。対象は水道メーターからモデムを装備した街灯、交通監視カメラにまで及ぶ。どれも各々の必要に応じて作動するのだ。

クアルコムのマーケティング部門のプレジデント、ティム・マクドーナー氏はインタビューで「新たな市場をかつての市場と同様に考えることはできない」と話した。

クアルコムはIoTが今年、半導体部門に10%以上の増収をもたらすと見込んでいる。

ここで面白いのが牛だ。日本の農家は群れを監視するために牛一頭一頭に富士通<6702.T>とマイクロソフト<MSFT.O>が提携して製造した歩数計を装着。交配に最も適した時期を測定するのに活用している。牛は発情期になるとよく歩くためだ。

<極小チップ>

新たなビジネスが半導体メーカー同士の統合を後押しするのは、それぞれの専門技術を一つの半導体に統合するためでもある。この流れは携帯電話の分野で定着した。

例えばアバゴのブロードコム買収によって、アバゴの監視制御および光学センサー技術と、ブルートゥースやWiFi(ワイファイ)などの無線技術を経由したインターネット接続を専門とするブロードコムの半導体が1つになる。

テキサスの新興企業ビタル・ハードによると、半導体が小型化されるにつれて、体内に取り込めるほど微細化した製品も出てきた。錠剤のようなセンサーを牛が一度飲み込むと、酪農家に病気や他の問題を知らせる生体信号データのやり取りが可能になるという。

エヌビディア<NVDA.O>のジェン・スン・ファン最高経営責任者(CEO)は、半導体はほこりのようなサイズまで小型化し、靴からカップまでほぼ全てのものに搭載されると予想。「これらの小さなチップは数兆個のオーダーで販売される。もしかしたらポンド単位といった量り売りになるかもしれない」と話している。

<処理能力>

しかし、製品に半導体を搭載することは方程式の片側にすぎない。さらに多くのものがつながるようになると、これらの半導体から送られてくる膨大な量の専門データを処理するサーバーの数や能力も大きくなる。

前出のオドネル氏によると、インテルはこの需要を満たすために似たようなデータの流れを分析できるアルテラの設計したサーバー用半導体を採用する可能性がある。こうした半導体はパソコン向けの半導体のように複数の機能を持たず、1つの機能に特化する。

ABIリサーチのマリク・サーディ氏は、メーカー同士の統合の流れはまだ止んでいないため、企業ごとの強みを一つにまとめることは不可欠になるとみている。

このためサーディ氏は、さらに多くの半導体メーカーが合併に向けた大胆な決断を迫られるとみており、「これは単なる出発点にすぎない」と話している。

(Jeremy Wagstaff and Michael Gold記者)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150609-00000086-reut-bus_all
※この記事の著作権は配信元に帰属します。



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プロフィール

原発見守り人

Author:原発見守り人
南相馬市に親戚がいる40既婚男です。
毎年車で遊びに行くので、福島第一も第二もドライブ途中の風景でした。
それが今では日本全体を揺るがす場所になってしまったとは今でも信じられません。
原発情報を発信しながら早く平和な土地に戻ってくれることを切に願っています。
(写真はアクアマリンふくしまのシーサー君)


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